ChatGPT o1 pro modeをセールスライターがどのように使うか

この記事では、プロのコピーライターがChatGPTのo1 pro modeをどのように使っているかをご紹介いたします。

from: 長田レオン

どうもみなさん、長田です。

以前こちらのポストでプロのセールスライターがどのようにChatGPTを使っているかご紹介させていただきました。

使用していたモデルは4oで、その要旨はアイデア出しとコピーの骨子作りでした。

その記事を作成してから1年がたって、生成AI界隈も目まぐるしく変化したので今回はそのアップデート版をお届けしたいと思います。

o1 pro modeの登場で何が変わったか

ぶっちゃけopenAIに支払う金額が変わりました。コレはマジです。今まで20$で良かったのに、突然その10倍の価格を支払うことになるわけです。破産ものだZ!

(ちなみに、来年から20ドルは変わらずなのですが、消費税分が加えて請求されます。純粋に、増税ならぬ価格改定ですよね。せめて日本法人を作るんだったら改めて価格を選択できるようにするべきです。その方が誠実であると思います。)

でもバフェットの有名な格言にもありますよね。

価格はあなたが支払うもの。価値はあなたが得るもの。

ーウォーレン・バフェット

実際にo1 pro modeにして得られた価値は何か?そこに集約されます。

より質問者の意図を汲んだ回答がなされる

コレには驚かされました。4oまでだとどちらかというと、質問したことそのものに対する回答だったので結構単純化された回答になっていました。おそらくトークン制限を受けているのでしょう。そうした、制約によって簡素化された回答が生み出されていました。

しかし、o1 pro は違いました。質問者の意図を汲んで質問者が欲しい回答を出してくれます。コレは4oにはない機能で熟考してくれるからです。どういうことかというと、ChatGPTが返答する前に、様々なケースを比較検討した後に返答を出力するという仕組みをとっているからです。

推論が得意

詳細はこちらをみていただきたいのですが、推論に推論を重ねているということです。コレは、ちょうどパズルを組み立てる時と同じようなことです。ピースが当てはまっていくたびに、部分が形成されていき、最終的には全体ができあがります。

根拠を集めてそれらを一つ一つつなげることで仮説を立てて、主張に変えていくということに他なりません。

ロジカルチェーンという言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。まさにこの推論こそがロジカルチェーンになります。

「A=BそしてB=CだからA=C」というのがロジックであり、「その上、C=DだからA=D」と続いていくのがチェーンになります。コレがまさに論理の連鎖になり、コレがセールスレターを読む人の心理を刺激して購入へと繋げていくのです。

その意味でo1 proはその推論がとても上手であり、質問者の意図を汲んだ回答をしてくれるためより、”使える”セールスコピーを書いてくれます。

出力量がおよそ1.8倍

試しに、4oとo1 proに同じプロンプトでセールスレターを書いてくれるように頼んだところ以下のような文字数の違いが見られました。

ちなみに使ったプロンプトは以下の通りです。クライアントに出すコピーにはもっと具体的で長いプロンプトが使っています。便宜上性能比較のためにこのプロンプトを使わせてください。

#データ
商品は「AIを用いてセールスレターを書く講座」です。
ターゲットは、セールスレターやランディングページの文章を素早く書きたい人です。文章作成のめんどくささから解放されたいと考えており、できる限り楽な方法で「売れる」文章を手に入れたいと考えています。


#タスク
あなたはとても優秀なダイレクトレスポンスのコピーライターです。制約を守りながらデータに基づいてセールスレターを書いてください。

#制約
Root: セールスレター全体
├── A: Attention(注意を引く)
│ ├── 問題提起
│ │ ├── 読者が直面する具体的な問題
│ │ └── 問題が放置されることで起こるリスク
│ └── インパクトのある一言
│ └── 心に刺さるキャッチコピー
├── I: Interest(興味を引き出す)
│ ├── 問題の原因を明確にする
│ │ └── 現状の解決策が機能しない理由
│ ├── 解決策のヒントを提示
│ │ └── 「こんな方法があるかも」と期待感を与える
│ └── 読者の疑問に応える
│ └── 「これは自分にも関係があるのか?」への答え
├── D: Desire(欲求を刺激する)
│ ├── 解決策の紹介
│ │ ├── 商品やサービスのユニークポイント
│ │ └── 具体的な効果・実績
│ ├── 感情的な欲求を引き出す
│ │ ├── 「これがあれば未来がどう変わるか」
│ │ └── 読者が理想とする姿の描写
│ └── 信頼を構築する
│ ├── お客様の声・実績データ
│ └── 保証やリスクを最小化する要素
├── C: Conviction(確信を与える)
│ ├── 商品やサービスの具体的な仕組み
│ │ └── どうやって問題を解決するのか、具体例
│ ├── なぜこれが最良の選択か
│ │ ├── 他の商品との差別化ポイント
│ │ └── その価値を証明するデータや専門家の意見
│ └── よくある質問と回答(反論処理)
│ └── 読者の疑問や反対意見に先回りして答える
└── A: Action(行動を促す)
├── 緊急性の喚起
│ └── 限定性やタイムリミットの提示
├── 次のステップを明確に指示
│ └── 「今すぐ申し込む」「無料ガイドをダウンロード」
└── 行動を後押しする要素
├── 無料お試しや特典の提供
└── 安心感を与える表現(例: 「完全返金保証」)

結果は以下の通りでした。それぞれのモデルの出力はここここにありますのでご興味があれば覗いてみてください。

Items4oo1 pro
文字数1575文字2838文字
出力までの時間1sec1m 40sec
価格20$200$

o1 proに課金するべきか?

コレこそが最も知りたいと思うのではないでしょうか?実をいうとその実力を見るために私は課金したのが、思ったよりその判断は正しかったように思います。特にコンセプト全体をプロモーションに適用するときの視点が良かった。

さらにいうと、分量もちょうど良い。壁打ちすることでより思考が研ぎ澄まされるような感覚になります。コンセプトがよりソリッドになったり、無駄なものを削ぎ落とされていきます。

わかりやすい、というのは成約率に直結するのです。

4oでは足りなかった「もうちょっと」がo1 proでは手に入ります。あと、ChatGPT Plusで使えるo1には回数制限があり、何気にそれがストレスでした。○月○日まで使用を制限いたします。みたい案文言が出るのがちょっと嫌でした。

次は何か?

プロモーション一式を出力してくれるプロンプトやその仕組みを構築すること。コレ自体は不可能ではないと考えています。現に、システムを構築してくれるLLMやサービスが出現しています。bolt.newやv0, KAMUIなどそうした動きが出てきているしさらに加速するでしょう。

そうすると、セールスライターとしてより早くより素早くセールスコピーを提供することで顧客にスピードで価値を提供することができるようになります。

あなたは、70点の出来だけど、1時間でプロモーション全体ができている。のと100点の出来だけど1週間かかりますはではどっちが良いだろうか?

コンセプトがずれていたら?ターゲットに刺さらなかったら?購入に結び付かなかったら?

こうしたことを「今」知るのか1週間後に知るのか。早い方がいいに決まっていますよね。そうしたことを研究していこうと思います。

P.S.
デザインで売上も引き上げられるのでデザインも一緒に出力できるようにできないかな〜なんて。

もしこんな有用なサービスがあるよ!というのがあればぜひコメントで教えてください。

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